RIZE
2006年 03月 20日
一つ前の記事に続けて、ダンスのドキュメンタリーネタです。
日本でも今年公開になっているRIZEを(遅れながらも)DVDを借りて見ました。
RIZEで映画監督デビューを果たしたDAVID LACHAPELLEは、20年以上もファッションフォトグラファーとして活躍している人物。彼の取る写真はすべて、ポップでありながらも人間が”生きている”と感じさせる。強い個性がある写真なので、すぐに彼の写真だとわかるはず。
RIZEは、LAの中で一番危ないと言われているサウスセントラルが舞台。ギャングになるしかなるしか道がない、家族が刑務所にいたり道を歩いているだけで銃で撃たれたりするネガティブな空気が重くのしかかる中、ピエロの格好をして子供たちに、ダンスを通して、ダンスの楽しさと生きる目的を教えているTommy the clown。
子供たちの誕生日パーティー等で、ダンスを披露することによって、彼の個性的なダンスのスタイルを広めていき、今ではパーティーで欠かせない存在になっている人物。そんなTommyに影響を受けて、彼の弟子になった若者たちが、Tommy the clownのリーダーとして、ダンスグループClownsを結成。そして、かつで弟子だった若者が独立してクランプダンスを創り出したKrumpers。この両者の激しいまでのダンスバトルが繰り広げられます。
この映画で見るダンスは、今まで私が見たことがないほどまでの激しいダンスでびっくりしました。特にKrumpersのダンススタイルは、ゲットーでの生活への怒り・不満を体限界までに激しく表現したダンスでトランス状態に近い。BODY&MINDが他の次元に行ってしまったかの様です。小さな子供までもが、何かに取り付かれているかのように踊る姿には圧巻です。
映画の最後のシーンは、David Lachapelleの写真らしい映像美で締めくくられています。廃墟の土地に、カリフォルニアらしい青い空、そして人間のたましい、肉体を200%表現している映像には、鳥肌が立ちます。ダンスがメインだけれど、そのダンスの背景にあるサウスセントラルの状況をしっかり押さえてある社会派映画で、ぜひDVDで購入して手元に持っておきたいと思う映画の1つです。
日本でも今年公開になっているRIZEを(遅れながらも)DVDを借りて見ました。
RIZEで映画監督デビューを果たしたDAVID LACHAPELLEは、20年以上もファッションフォトグラファーとして活躍している人物。彼の取る写真はすべて、ポップでありながらも人間が”生きている”と感じさせる。強い個性がある写真なので、すぐに彼の写真だとわかるはず。
RIZEは、LAの中で一番危ないと言われているサウスセントラルが舞台。ギャングになるしかなるしか道がない、家族が刑務所にいたり道を歩いているだけで銃で撃たれたりするネガティブな空気が重くのしかかる中、ピエロの格好をして子供たちに、ダンスを通して、ダンスの楽しさと生きる目的を教えているTommy the clown。
子供たちの誕生日パーティー等で、ダンスを披露することによって、彼の個性的なダンスのスタイルを広めていき、今ではパーティーで欠かせない存在になっている人物。そんなTommyに影響を受けて、彼の弟子になった若者たちが、Tommy the clownのリーダーとして、ダンスグループClownsを結成。そして、かつで弟子だった若者が独立してクランプダンスを創り出したKrumpers。この両者の激しいまでのダンスバトルが繰り広げられます。
この映画で見るダンスは、今まで私が見たことがないほどまでの激しいダンスでびっくりしました。特にKrumpersのダンススタイルは、ゲットーでの生活への怒り・不満を体限界までに激しく表現したダンスでトランス状態に近い。BODY&MINDが他の次元に行ってしまったかの様です。小さな子供までもが、何かに取り付かれているかのように踊る姿には圧巻です。
映画の最後のシーンは、David Lachapelleの写真らしい映像美で締めくくられています。廃墟の土地に、カリフォルニアらしい青い空、そして人間のたましい、肉体を200%表現している映像には、鳥肌が立ちます。ダンスがメインだけれど、そのダンスの背景にあるサウスセントラルの状況をしっかり押さえてある社会派映画で、ぜひDVDで購入して手元に持っておきたいと思う映画の1つです。
by majipenda
| 2006-03-20 15:48
| Culture